服薬指導をきちんと受けて、薬を安心して服用しよう
安心して薬を服用したいと考えているなら、服薬指導をきちんと受けるようにしましょう。服薬指導とは、薬剤師が医薬品の情報に関する説明を行うことを指します。薬のスペシャリストのアドバイスを参考にして、安心安全に薬を取り入れられる環境を整えてください。
服薬指導の基本的な流れを知ろう
服薬指導は、医薬品を適切に服用する上で欠かせないものです。基本的には、患者さんの症状の聞き取りをする、医薬品に関する情報を説明する、質問事項がないかを確認する、という流れに沿って服薬指導が行われます。
患者さんのなかには、自身の症状を言葉で表現するのが苦手なタイプの人も少なくありません。そういったケースでは、薬剤師が適切に問いかけをして、症状を把握できるようにするケースもみられます。症状のヒアリングが終わったら、薬の説明に移ります。
薬品名や形状などの基本情報に加えて、薬の服用方法に関する注意点も伝えてもらえるので、適当に気に流してしまうのではなく、ポイントをしっかりインプットするように心掛けましょう。
薬の管理に関するアドバイスをしてもらおう
服薬指導においては、薬の管理の仕方に関するアドバイスを受けることもできます。複数の医療機関で処方された薬を服用している場合、薬を適切に管理するのが難しいと感じている人も多いことでしょう。
薬を飲むタイミングを把握できるピルケースや服薬カレンダーなどの便利な商品を薬局で教えてもらい、積極的に活用するのがおすすめです。薬局によっては、薬局内でピルケースや服薬カレンダーの販売を行っているケースもみられます。
粉末のお薬を飲みやすくしてくれるオブラートや服薬ゼリーといった商品も取り扱っています。
お薬手帳があると薬の管理がさらに快適になる
調剤薬局を利用する際には、お薬手帳の提示を求められます。お薬手帳があれば、現在の薬の服用履歴だけでなく、過去の服用履歴も含めて服用情報を伝えられて便利です。薬局だけでなく、医療機関で医師に薬剤の服用情報を知らせる際にも、お薬手帳は活躍してくれます。
紙タイプのお薬手帳以外に、薬剤情報を管理できるアプリも登場していますので、アプリを活用する方法も検討しましょう。スマホにアプリをダウンロードしておけば、スマホのアプリを起ち上げるだけで、スムーズに薬剤情報を確認できます。
自身で薬剤情報を管理する上でも便利なので、お薬手帳のアプリを上手に活用するようにしてください。