自分自身のライフステージや本音を向き合ってみる
家族構成や自身の年齢などに大きな変化が生じて来たら、あらためて仕事への向き合い方を再検討してみましょう。もっと今の自分に合う別の組織へ転職を行ってみるのも、一つの戦略です。薬剤師等の職業は、これまでのキャリアが的確に評価されやすく全く別の転職先を迅速に探しやすいです。
改めて満足出来る職場環境を目指してみる
薬剤師として仕事への向き合い方は人それぞれ違ってきます。家族を守るために安定した月収が欲しいと考える場合もあれば、自己実現の為に日々スキルアップを心がけたい等、求めるポイントはケースバイケースです。一概にどれが正解とはなく、自分の家族構成や夢などで変わっていきます。
同じ人物でも新しい家族が増えたり、引越し等の体験によって職場に求める条件は変わりやすいです。今まではルーチン業務がメインの地元の職場で満足していたが、改めて自分の夢を見つめ直したら、もっと成長出来る職場環境に移りたい、そうなるかもしれません。
似た仕事内容でも、運営する組織によって、いわゆるスタッフのサポート体制や育てる仕組みは様々です。研修制度や社内教育がより充実した別の地方の職場に、転職を検討してみるのも一つの案です。特に現代社会のように常に新しい情報が次々と現れる時代、一度プロになった後も意欲的に学習機会を作らなければいけません。
ベテラン世代になるとモチベーションが変わる場合も
年齢的に若い頃は、出世や年収アップ等が働くモチベーションに繋がりやすいです。現実的にも職場内で良い待遇を受けた方が自己実現に結び付きやすく、また経済力がなければ家庭を持ちづらい等の課題もある為、そういった意欲でガンガン仕事を頑張ってみるのも、良い事でしょう。
ただベテラン世代に差し掛かると、そのような意欲だけでは生き生きと働きづらくなるかもしれません。後輩の育成に尽力したい、お世話になった地域社会に貢献出来る仕事を主にしたい等、気持ちが変わって来たら、それに合わせて職場を変えてみるのも良いでしょう。
視点を拡大して、今までは全く調べていなかった遠い地域の求人情報も一旦チェックしてみましょう。例えば、大学生時代に過ごした地域や子どもの頃に暮らしていた町などの求人情報も今どきは手軽に検索が出来ます。
私生活をもっと充実させたいと思った時は
アウトドアやスポーツ等の趣味は、どうしても時間が掛かるものです。月々の働く時間が多いと趣味に充てる時間的な余裕が減り、家族や趣味仲間と過ごす時間が減っていきます。納得出来る待遇を得たので、これからは私生活の方にリソースを充てたい、と感じたらマイペースに働ける職場に転職してみるのも良い決断です。
出勤する日が減らせれば、キャンプや草野球チームの練習に参加する機会も無理なく作り出せます。大手企業の現場から、地方の職場に転身して仕事量を意図的にセーブしてみるのも一つの作戦です。
一人暮らしであれば平均的な経済力も満足できます。手に職がある職業は仕事が移りやすく、別の組織で頑張ってきたキャリアも適切に評価してもらいやすいところが良い部分です。